【バイク便はじめたい方へpart.22】バイク便の実働時間
バイク便ライダーの1日の実働時間ってどんなもんなんだろう?
僕がお世話になったスポットに強い会社さんは12時間拘束でした。スポットオンリーでです。(僕はそこの会社さんは土曜日の夜5、6時間だけ手伝っていただけですが)では12時間ずーと運転しっぱなしなのか?
まあそういう日もあると思います。悪天候の日や20日の金曜日とか。
でも僕は半分ちょっとしか運転していないと思います。あとは「待機」と呼ばれるまあいわゆる「稼いでない」状態をいいます。
僕はこのバイク便という仕事はストレスもなく非常にいい仕事だと思ってます。というのもまず大阪や名古屋のバイク便事情は知りませんが、
「東京23区は狭い」
のです。
つまりA地点→B地点の移動が非常に距離も短く、短い時間で移動できるのです。高速道路に乗る遠距離の仕事もありますが、地方の方からすると東京のバイク便の遠距離なんか屁でしょう。一番安い仕事でも10分15分走ってまた待機、忙しかったらそれはそれで時間が経つのが早く感じ、稼げる、訳です。僕はセカンドワークでガードマンや荷下ろしのバイトを兼業したことがありますが、はっきりいうと「全然時間が経たない」のです。
はっきりいうとすごいストレスです😩
僕が特にバイク便の良さを強調する点は「実働が少ない」と「待機がある」ということです。つまり待機時間で
※資格の勉強ができる
※ネットビジネスができる
この2つができるというのは非常に素晴らしいと思います。
例えば、牛丼の吉野家さんでアルバイトしてて、お客さんがいなく暇だからって「資格の勉強」や「ネットビジネス」をするわけにはいかないですよね?暇なら暇で陳列や清掃をしなければならない訳です。その点バイク便の待機はお金が発生しているわけではないので資格の勉強等ができる訳です。僕はこのスキマ時間を使って、宅地建物取引士という合格率15%の国家資格を二年で取得出来ました。不動産屋さんは仕事でくたくたになったあと、勉強するわけです。そう考えると受験生の方は非常にいい仕事だと思います。
ちなみに、定期便ですがこの記事は午後の仕事の合間を縫って書いてますよ😃
今日はこんな所で
☆
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【バイク便はじめたい方へpart.21】交通事故について
僕は最初面接に行ったバイク便の会社さんで(結局この会社さんは仕事の都合で入らなかったのですが)面接担当の方に言われたのが、「サンデーライダーよりもバイク便ライダーは40%事故率が上がる」といわれたことがあります。
「えっそうなの?!バイク便ライダー始めるのやめようかな」
まあまあお待ちをw
確かに、僕がこの商売を始めたときは配達時間もシビアで、どいつもこいつもスピードを出したり、直進レーンから右折したりしていました。
しかし
景気が悪くなったのとオンライン化の波に押されている等仕事が減ったのと、あと運転の仕事全体が安全運転に努める方向性にあるのとで、今現在は常識外れなタイムスケジュールはありません。
それでも僕はバイク乗りは必ず一回は事故を起こすと考えているので、その一回が運悪く死ぬ可能性もあるので、プロテクターをつける等、心がけはしていた方がいいでしょう🎵
※任意保険は搭乗者障害特約と自損事故保証はつける
昔はとある大手の運送会社やタクシー会社は、車の台数が多いため経費節約のため任意保険に加入せず、事故が起きたら有能な弁護士に示談を依頼するという手法をとってきましたが、今はこうゆうことをする会社は無いと思います。会社も国土交通省に睨まれることはしないです。
話がそれましたが、任意保険に加入していないとまずこの仕事は出来ません。
そして必ず搭乗者障害特約と自損事故保証はつけましょう。バイクは車と違って事故るとまともに衝撃のダメージを受けます。
搭乗者障害特約は自分が契約のバイクを運転中に事故を起こしてケガをして、病院や接骨院に通うと保険金が支払われるというものです。「特約」というだけあって、使っても等級が下がることはありません。事故でケガをしたら遠慮なく病院に通って搭乗者障害特約を請求しましょう。対して自損事故保証は搭乗者障害特約と同じで、病院に通って保険金をもらえますがこちらは「等級が下がってしまいます」のでよっぽどの大怪我を負ったか、もうバイク便ライダーを引退という事情が無い限り使わないようにしましょう。
※社バイは搭乗者障害特約と自損事故保証に加入していない車両も多い。
これは付けるとウン万円、付けないとウン千円の保険料だからです。
つまり、「事故の相手のみ」に対してだけ発生する保険しか社バイにかけられてない。という事です。
ですので社バイを借りる時は、任意保険がどうゆう物かちゃんと確認しましょう。
もし相手のみの任意保険しかかけてない社バイを乗るなら、自分で都民共済や民間の障害保険に加入しましょう。
こういうお金は確定申告で控除になります。
知り合いのライダーが社バイで自損事故を起こして、後遺症が残る程のケガを負いました、しかし相手のみの任意保険しかかけてない為、最悪な事になりました。この保険に関する事をケチったために人生を大きく修正するはめになるのできちんとしましょう。
それと事故を起こしたら必ず警察に連絡して事故処理しましょう。そして速やかに会社に連絡しましょう。
今回はこんな所に☆
【バイク便はじめたい方へpart.20】貿易の手続き
僕らが普段食べている物や着ているもの等は、外国からの輸入に頼っているものも多いです。良質な日本製品を外国に輸出したりします。
それら貿易にかかわる手続きを通関業社や船会社がバイク便ライダーに依頼されます。
https://www.greatpack.co.jp/m/bike.html
グレートパックエキスプレスさん
⬆こちらの会社さんは貿易の手続きの老舗で、海運関係に強いコネを持っています。
この貿易業界は他の業界に比べてオンライン化が遅れてましたが、最近だんだんとオンライン化が進みバイク便ライダーの仕事も減ってきてはいます。
ただ、大きな通関業社さん等は、絶対一台二台は常駐で入っているので一度入れば長く安定した収入が見込めると思います。(4輪で入ってる会社さんもあります。)
内勤も兼ねてやる会社さんもあるので、「もう単車は卒業」と考え、そのまま通関業社に内勤で就職する方もいます。
ちなみにこの輸入輸出関係のバイク便ライダーを
「ランナー」と呼びます。
主に東京の輸入輸出を依頼したお客様の所に通関業者としてB/Lと呼ばれる有価証券をもらったり、お渡ししたりします。
それと東京の場合は「大井」や「青海」にコンテナヤードがあるので、その近辺で手続きもします。税関なんかにも行きます。
ヤードでコンテナの保管期間が過ぎると追加料金が
発生するので、それを払ったりなんて仕事もあります。バイク便は現金を運んで運賃をもらうことは法律に違反するので、あくまで「通関業者の外回り」として仕事をします。
この辺が一般のバイク便ライダーとランナーの違いですかね☆
あと気をつけなきゃいけないのが、「交通事故」です。
埠頭は大型トラック、大型トレーラーが多いので、事故ると大事故に繋がることもあります。
特に東京のコンテナヤードの搬入搬出は複雑で新人のドライバーさんなんかは右行ったり左行ったりしてますww
今回はこんな所にします☆
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【バイク便はじめたい方へpart.19】プレスライダー
今回はバイク便とは又違ったプレスライダーについてお話します。
お客さんはテレビ局や新聞社など報道マスメディアです。
取材のテープや新聞や封書などをタンクバッグにいれて運びます。
箱は背負わないですね。僕は新聞をぶちまけてから箱つけましたけどねw
原則箱はだめです。
ルート便で主に回るところは、国会、首相官邸、○○省、経団連、商工会議所、日銀などで、そこの中に記者クラブという記者たちが集まる場所があるのですが、そこで連絡ボックスあるいは記者の方から集荷、届けをします。
他には、なんかのスポーツ中継の試合が終わってすぐテープを受け取ってテレビ局に届けたり、会見のテープをやはりすぐテレビ局に届けたり、重要人物の乗った車を追っかけていったりします。(知り合いのライダーはオウム真理教の上祐のベンツに逃げられてしまいましたがw)24時間テレビのスタッフを後ろにのっけたりなんてのもあります。駅伝のカメラマンを後ろに乗っけてなんてのもあります。
働く時間は基本365日24時間、オートバイ室に誰かいなければならないので、シフト制となります。
ただ、僕は地方新聞の東京支社のプレスだったのですが、月曜~土曜の午前11時から午後5時まででした。しかもルート便しかやってませんでした。急ぎの仕事は先輩がやっていたのでけっこう楽でした。(そこの新聞社はプレスライダーは24時間待機してませんでしたが、アルバイトの記者の助手(主に学生が多い)が深夜待機してました。)のでやはりマスコミさんはオフィスを無人にすることはないですね。
ので「夜はちゃんと寝たいんだ!」みたいな人は地方新聞社の東京支社があいてれば、はいってもいいと思います。
ネットの発達による人員削減でその新聞社を去ることになりましたが、つい最近「大手○○新聞社の常駐がみつからないんだ~~、誰かいない??」みたいなことをきかれましたので、他でもテレビ局で人がいない~~なんて聞いたので、平行して人出不足なのでしょう☆
なんかつい数年前ですよね?
「リーマンショック」だの「就職氷河期」だの「大卒の就職率65%」だの言ってたのwwww
次回はもうひとつおすすめの定期便をお教えします☆
【バイク便はじめたい方へpart.18】マスコミ系のお客さんは大事☆
アイシーエクスプレスさん
https://www.iec-exp.co.jp/recruit/recruit_2/experience.html
↑こちらの会社さんはまだファックスも無い時代に、報道機関の特ダネの原稿をバイクで競って届けるというサービスを始めました。このライダーたちを「プレスライダー」又は「報道バイク」又は「オートバイ」又は「プレス」なんて呼びます。
ようはバイク便のはしりを最初に始めた会社さんです☆
ちなみに「プレスライダー」の方に「バイク便」と言うと怒りますw
大雑把にに「箱無しタンクバッグ」がプレスライダーで、「箱つけてる」がバイク便でいいでしょう☆
僕がなぜこの会社さんの名前を出したかというと、報道マスコミ機関に絶大なコネがあるからです☆ まあオートバイの元祖ということもあるんでしょうけど、トップ同士が兵隊時代からの繋がりがあるみたいですね☆
僕はこれからバイク便をはじめたい方のお力になれたらなあ~と始めたブログなんで、食えない会社を紹介してもしょうがないので、アイシーさんを紹介しました☆
ちなみに「IEC」とかいて「アイシー」と読みます☆「アイ・イー・シー」ではないです☆
僕はこの業界で正社員になったことがないので知らなかったんですが、39歳以下の学歴不問で入社できるみたいですね☆(サイト参照)
アイシーエクスプレスさんの正社員になる以外では
「アイシーエクスプレスさんの下請け会社から仕事を請け負う」
という手もあります☆
アイシーさんはプレスライダーだけじゃなくバイク便もいます☆
次回はプレスライダーの業務を僕の実体験を交えて説明していきます☆
【バイク便はじめたい方へpart.17】白ナンバーと緑ナンバー
バイク便は荷物を運んでお金をもらいます😃
緑ナンバー(事業用ナンバー)にしなければならないのでしょうか?
会社名義のバイク(社バイ)は、緑ナンバーにしなければいけません。
会社の社長や社員等個人の名義であれば、白ナンバー(自家用)でも構いません、持ち込みバイクも白ナンバーでも原則構わないのです。構わないのですが・・・・この2つのパターンには条件がありまして・・・・
「有償許可証」たるものを陸運局で発行しなければならないのです😃
その前に・・・
二輪車の種別をご紹介します。
原付(小さい白のプレート)、原付二種(小さい黄色のプレート)、小型二輪(小さいピンクのプレート)、軽二輪(緑枠の無い大きいプレート)、普通二輪(緑枠の有る大きいプレート)、大型二輪(緑枠の有る大きいプレート)とありますが、
原付、原付二種、小型二輪
この3つは有償許可証は必要ありません。
軽二輪、普通二輪、大型二輪
この3つは有償許可証は必要です。
これもバイク便の会社が手続きをしてくれるか、自分で陸運局に行かされます。
有償許可証の有効期限は一年です、切れる前に更新します。
白ナンバーでもバイク便は有償許可証を取れば出来る訳ですが、例外がありまして・・・・・
持ち込みバイクでも強制的に緑ナンバーにさせられるバイク便の会社もある。
緑ナンバーじゃないと、仕事が出来ないお客様もいる。
QQ便さん
http://www.qq-bin.co.jp/
こちらの2つの会社さんは持ち込みバイクでも強制的に緑ナンバーにさせられます。
お客様の中にも緑ナンバーじゃないと・・・という世間体を気にされる会社さんもあります、ちなみに僕は持ち込みバイクで、白ナンバーだったんですが、某大手電機メーカーの定期便に入る予定で、そこの会社さんが緑ナンバーじゃないとダメだというところでした、緑ナンバーに変えた途端にもっと割のいい定期便が空いたので、緑ナンバーのままそっちに移りましたww
今も緑ナンバーのままですがバイクが廃車にでもならない限り、更新はないので手間いらずです☆
緑ナンバーだと「プライベートで使えないんじゃないか?」って思っているライダーさんもいますが、自分はいいと思います。個人タクシーのおっちゃんも「自家用」って札つけて家族旅行してますしw
では今回はこんな所で☆
画像をクリックするとサイトに移動します☆
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【バイク便はじめたい方へpart.16】単発定期便は配車泣かせ☆
さて今回は単発定期便についてお話します☆
これは一日定期便と同じようにお客さんとの契約で(例えば14時に丸の内集荷して14時30までに神宮前に届けのように)決まったルートで動くパターンと、決まったお客さんのところに決まった時間にがあれば配達するというパターンとあります。
前者のパターンのメリットは決まった収入が見込めるということ。デメリットはその名のとおり単発なのでそれだけでは一日定期便と違い、食っていけないのでスポットと絡ませなければならないこと。定期なので料金が安くなること。
後者のメリットは・・・思いつかず、デメリットは会社にあてにされ待ったが荷物がでなかった(実質0円)(昔建物にはいると500円発生したという時間便があったけど)。
前者のパターンは例えば競馬新聞の金曜と土曜だけ、みたいなかんじでしょうか。確かに単発なので料金は安いですが、そういうのを3つくらい組み合わせればそれなりの稼ぎになるので僕はいいとおもいます☆人によっては「いや!それをやってるうちに遠距離がでるかもしれない!だからそれやらない!」というギャンブラーな方もいらっしゃいますが、まあ雇用ではないので強制力はないですけど・・・
問題なのは後者でしょう、多いパターンとして13時、14時、15時・・・みたいに一時間ごとに集荷があるか確認するというのがあります。無きゃ0円のところにライダーを用意してなきゃならないということです・・・
0円ですよ?
雇用じゃないので労働基準法は適用されません・・・
まああまりにわりに合わないとバイク便の会社も撤退すると思いますがw
配車係も単発定期にあまりに早く単発定期便にライダーをつけてもそのライダーが時間が余っちゃうし、カツカツだと単発定期便の集荷時間に間に合わないし、配車泣かせであります。ライダーも納得のいかない配車の時もあるでしょうが、お互いにここは譲れないってのがあるだろうけど、ここはしょうがないか・・みたいな妥協が必要ですね☆
人間と人間が仕事をしてますんで・・・
とまあ説教くさいシメとなりました☆